二十四節気
立春 2022年2月4日
・・・春の気 、立つをもってなり・・・
寒さも峠を越え、春の気配が感じられる(国立天文台 こよみ用語解説)
春を6つに分けたうちの1番目の節気
太陽視黄経 315度 1/24番目
七十二候
初侯・・・東風解凍(はるかぜ こおりをとく) 2/4 〜 2/8
東風が厚い氷を解かし始める
次侯・・・黄鶯睍睆(うぐいす なく) 2/9 〜 2/13
鶯が山里で鳴き始める
末候・・・魚上氷(うお こおりをいずる) 2/14 〜 2/18
割れた氷の間から魚が飛び出る
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立春とは「春が立つ=春の兆しが見え始める時期」という意味で、暦の上では春が始まり、「立夏」の前日までが春とされます
二十四節気では立春から新しい一年がスタートします
そのため、立春を基点に決められた日があります
立春から数えて
・88日目は茶摘みなどの農作業の目安とされる「八十八夜」
・210日目と220日目は台風の警戒日である「二百十日」「二百二十日」
寒さは最も厳しい頃ですが、降りそそぐ太陽の光からは、春の気配も感じられ始め、「立春」になることを、「寒明け」ともいいます
暦のうえでは春とはいえ、春が産声をあげたばかりで寒い日が続きます
立秋以降の暑さを「残暑」というように、立春以降は「余寒」となり、寒さをいたわる挨拶状も「寒中見舞い」ではなく「余寒見舞い」となります
立春から春分の間に初めて吹く南寄りの強風を「春一番」と呼び、気象庁では、風速8m以上の風が吹き、前日より気温が上がった時に春一番を発表しています
「春一番」と聞くと楽しい春がやってくるという印象を受けますが、もともとは「春を呼ぶ嵐」という意味で、漁師が使っていた風を表す言葉のひとつだったそうです
春一番は、強風による火災、暴風雨(雪)、雪解けによる洪水、山岳遭難や海難事故、鉄道事故など、数々の災害の要因になることも
日常生活でも注意するようにしてくださいね
「ホーホケキョ」という、ウグイスおなじみのさえずりは雄のみ
気象庁ではこのウグイスのさえずりを初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」として、梅や桜の開花とともに観測しています
「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上していきます。
ウグイスが別名「春告鳥」や「報春鳥」と呼ばれるのも、そんなところからきています
また、その年に初めて鳴くウグイスの声を「初音 (はつね)」といいますが、実はこの頃の鳴き声は、まだ本調子ではありません
「ホーホー、ケッケッ、ケキョ・・」と鳴き声を整えている状況を「ぐぜり鳴き」と呼び、その初々しい声を聞くのもまた微笑ましいものです
立春の早朝、禅寺では厄除けのために「立春大吉」と書いた紙を門に貼る習わしがあります
この文字は縦書きにすると左右対称となるため、表から見ても裏から見ても変わらないため、節分の鬼が勘違いをして家に入ってこない(邪気払いできる)といわれています
縁起がよく、一年間災難に遭わないことを願うものです
立春のころ・・・
梅の名所では「梅まつり」の準備が始まります
建国記念日
バレンタインデー
立春のころに心がけること・・・
物事の始まりの時です、ぜひ思いを言葉にしてみましょう
立春のころの食べ物・・・
ニラ
冬から春にかけて葉が厚くやわらかくなり、薬膳でいう「温性」で辛味もあるため、からだをあたためる作用が大きく、陽気を補います
冷えや血液の巡りが悪いと感じている人は、心がけてみてください
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